第4回東京アンデパンダン展 出展者募集中! |
Independants【アンデパンダン】とは独立・自立を意味する言葉です。虚飾を排し、権威に服従せず、何よりも作家の批評精神と創造性を尊重する自由で平等な発表の場です。また、作家・批評家・鑑賞者が対等な立場で参加し、鑑賞し合うことによって、共に新しい美術を創造し合う場でもあります。
展覧アンデパンダン(展覧会)/入札アンデパンダン(人気投票+販売)/説明アンデパンダン(出品作家による作品説明会)などを開催致します。
■応募
応募用紙にご記入の上、郵送にて下記住所にお送り下さい。(メールでも受付しております。下記URLより応募フォームをダウンロードしてお使い下さい。)
<送付先>
アースプラスギャラリー 〒135-0042 東京都江東区木場3-18-17 1F Tel/Fax 03-5809-9949 info@earth-plus.net
<URL>
http://earth-plus.net (→TOPICSページ)
■会期 2013年11月15日(金)~12月1日(日) /毎週月曜休廊 各日11:0~19:00 ※最終日は17:00終了
■会場 EARTH+GALLERY(アースプラスギャラリー)
〒135-042 東京都江東区木場3-18-17 1F
Tel./Fax. 03-5809-9949
※第3回までの開催会場galleryCOEXISTが、galleryCOEXIST-TOKYO/ EARTH+GALLERYとして木場にリニューアルオープン致しました。
■出品品目
アート作品全般
※隣り合った作品に影響を与えないもの。未発表の作品に限ります。
■特典
ご来場のお客様に好きな作品3点をお選び頂き、合計ポイントの最も高かった出品作家には東京アンデパンダン展会場にて2014年2月~3月で2週間の個展開催(無料)の権利が与えられます。
■出品資格
15歳以上45歳未満の方 国籍不問 ※会場の都合により、先着50名までの参加とさせて頂きます。
■出品料金
1点10,000円
※学生の方に限り10%割引となります(在学証明を応募時に提出して下さい)。 ※組作品やインスタレーション作品は全体で1点と見なしますが、上記規定サイズに収まるようにして下さい。
■出品サイズ
壁面=幅1m×高さ1m 床面=1m×1m
※壁面展示は半立体作品であることも考慮し、前面突出部を50cmとさせて頂きます。規定サイズを超える作品に関しては2点、もしくはそれ以上(規定サイズを基準とする)の費用とさせて頂きます。
■応募締切
2013年10月6日〆切(消印有効)
※出展費用の入金期限は10月末とさせて頂きます。
■搬入 2013年11月13日(水)、14日(木)12:00~20:00
※時間厳守でお願いします。配送搬入の場合は、12日(火)午後必着で下記住所にお送り下さい。 地方からの出品、または当日搬入出来ない方は、代行業者に頼むなどして頂き、搬入の日時で終了出来るようにして下さい(代行による搬入出時に起きた事故に関しては出品者がその責任を負うものとします)。
■搬出
2013年12月1日(日)展示終了後17:00-21:00
※搬出は受付証と引換えに行って下さい。指定日に搬出に来られない場合は着払いにて配送手配を致します。応募時に搬出のご予定をお知らせ下さい。ご連絡の無い状態で、搬出に来られない場合、東京アンデパンダン展実行委員会はその責任を負いません。
①展示運営上、支障のあるものは搬入出来ません。
②傷つきやすい額(金箔や細工物など)、壊れやすい繊細長くの使用は破損時の責任を負いかねますので避けて下さい。
③額のない作品は、収納の際に傷つく可能性がありますので、出品者の責任で対策を講じて下さい。
④ガラス使用の額は受け付けません。アクリル又は塩化ビニール板にして下さい。
⑤限られた展示スペースの中で見やすい展示会とするために、一件につき出品は2点までとします。
⑥作品の天地(上下)を作品のどこかに明示して下さい。
⑦出品作品は、主催者の許可なく会期中に搬出、又は変更することは出来ません。
⑧搬入指定日前の作品送付は一切受け付けません。
⑨作品の取り扱いに関しましては、慎重かつ丁寧に行いますが、上記規定に反した場合が生ずる事故、出品規定や留意事項に反した場合に生ずる事故、その他不可抗力の損害については、東京アンデパンダン展実行委員会はその責を負いませんのでご了承下さい。
⑩本展出品作品の写真、ビデオ撮影は原則として禁止ですので、その必要が生じる場合は主催者の許可を得て下さい。
⑪東京アンデパンダン展実行委員会は、協議の上、陳列に責任が持てないと判断した場合、その作品の展示を拒否する権限を有します。
■解説
二十一世紀初頭のアンデパンダン展のための檄文(第4版)
──震災後のアート相対化の中で
二〇〇八年、世界は米国サブプライム・ローン問題に端を発して大恐慌以来の経済危機に陥った。その未曽有の不況のさ中に発表された「二十一世紀初頭のアンデパンダン展のための檄文」(初稿)は、ジョルジュ・スーラ、ポール・シニャックらが一八八四年に創始した、出展料さえ支払えば誰でも出展できる「アンデパンダン展」という展覧会形式を美術作家のサバイバル策として再活用しようと呼び掛けるものであった。
一九四六年から開催されてきた「日本アンデパンダン展」に加え、「横浜開港アンデパンダン展」や「東京アンデパンダン展」、「3331アンデパンダン展」、「日本橋アンデパンダン展」などが始まった。二〇一〇年一二月には、日本、横浜開港、東京、日本橋の四つのアンデパンダン展の実行委員長が国連大学ビル一階GEOC展示室で会合し、広報連携、共同ポータルサイト開設、トークショー開催など「アンデパンダン展相互の連携体制」を構築することに合意した。いわば、アンデパンダン連合の成立である。
二〇一一年三月には東日本大震災が発生し、文字通り余震の中、新国立美術館で開催された第64回日本アンデパンダン展のシンポジウムや、同五月にBankART Studio NYKで開催された第2回横浜開港アンデパンダン展の懇話会では、日本・横浜開港・東京アンデパンダン関係者や研究者・キュレーターによる議論が行われ、二〇一〇年一〇月から翌年五月には、東京都現代美術館の常設展として「クロニクル 1947-1963□アンデパンダンの時代」が開催された。
サロンの審査員達が前衛作品を落選させることへの対抗策としてフランスで始まり、戦後の日本では労働運動等とも結び付いて発展してきたアンデパンダン展は、現代の日本では、同じ「無鑑査、無褒章、自由出品」のテーゼのもと、経済危機や震災後のアートの相対化により他者を頼り難くなったアーティスト達による自主イニシアチブとして、震災復興のための義捐金チャリティも含め様々に活用されている。「アンデパンダン」とは限らず、様々な名を冠され開催されている。
もとより、アンデパンダンの「自主独立」は、自由の条件であり、未来に開かれた可能性をもたらすものである。例えば、ニコニコ動画もYOUTUBEも、同様の原理に基づく自主投稿の仕組みである。モバイル端末とネットによるユビキタス(いつでも、どこでも、だれでも)世界、有体物よりも液晶画面の中にリアリティを紡ぎだす現代社会の中でも、アンデパンダンなるものは、その自由度により如何様にも展開できよう。
このような社会状況において、アンデパンダン展を組織する意義は高いものと思料し、引き続き全国の同志とともに組織していくものである。
二十一世紀初頭のアンデパンダン展発起人 深瀬鋭一郎